本日、10時より東別院町の見立区自治会館において、亀岡市地域包括支援センター「あゆみ」センター長の松本善則氏を招き『地域で支える認知症』と題して講演が行われました。
認知症については、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は約700万人に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人の割合になると推計されています。こうした状況を見据え、国は認知症対策を国家戦略として、本年1月に新オレンジプランを策定しました。
基本的な考え方として、『認知症の人の意志が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す』と明記されています。
講演を通して、認知症の方とその家族が住み慣れた地域で自分らしく、安心して暮らすためには、地域の方が認知症に関する正しい知識と理解を深めることが重要だと改めて感じました。また講座のなかで、仏教に由来する我利我利という餓鬼の飢えた生き方でなく、自利利他という思いやりの心をもつ生き方の話があり、地域で支えあう認知症対策においても必要であると思いました。
地域住民の方を対象に認知症を学ぶ機会を設けていただきました民生委員の方々をはじめ、地域役員の皆様、大変ありがとうございました。